越友楽道 - 2012/12/22ダンスパフォーマンヌwith越友楽道
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内容
冬の柔らかな日差しと夜の闇、クリスマスの教会でコンテンポラリーダンスとチェロ/チェンバロのコラボレーション
- バッハ/ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ 第1番
厚い信頼で結ばれたガンバの名手アーベルとの共演を前提に、バッハが存分に腕を揮った室内楽の傑作。4つの楽章からなり、穏やかな喜びに満たされている一方で、第3楽章では重荷に喘ぐような歩みが将来の十字架への道行きを遠くに予感させ、この曲こそクリスマスの教会にふさわしい。
- テレマン/無伴奏ヴィオラ・ダ・ガンバのためのファンタジア ニ長調
ファンタジーと題された無伴奏のチェンバロ、フルート、ヴァイオリン、ガンバのための作品群。緩急の4つの楽章からなるが速度の変移よりも多彩な表情が魅力をみせる。ヴィヴァーチェ(活発に)は速くなく、愛らしい。
- パーセル/エア&新しいメヌエット
小さな宝石のようなこのメヌエットを書いたパーセルは、英語と音楽の密着した歌曲を十八番とし、死後に出版された集大成のタイトルでは、神話の桂冠詩人になぞらえて「イギリスのオルフェウス」と諡された。36歳の若さでの夭折が惜しまれる。イギリス生え抜きの音楽家で彼に比肩する者は、以後現れなかった。
- パーセル/いと高きところにホザンナ
本来は歌手と通奏低音で演奏される宗教歌曲。暗闇と静寂の中で跪き、内省の中で熱い信仰を天上の神に祈るバスに、曲の後半から入るテノールが天使のように応え、両者の声が法悦のうちに交じり合う。
- リゲティ/無伴奏チェロソナタより 対話/カプリッチョ
「対話」では無伴奏ながら和声を構成する柱がピッツィカートで奏され、男性的である。旋律はD音エオリアン旋法によるハンガリーの音列であり、いにしえの風合をもたらす。ふたり、またはひとりの声であっても二面性を感ぜられる。急激な回転が展開する「カプリッチョ」はパガニーニのヴァイオリン曲から着想されたようである。ときおり「対話」からの声が呼び戻される。
- パッヘルベル/アポロンの六弦琴より アリア第1番
カノンで知られるパッヘルベルはオルガンを本領としたが、バロック時代の鍵盤奏者の常としてチェンバロとの両刀遣いでもあった。6弦に見立てた6つの変奏曲からなるこの曲集は彼のチェンバロ曲の代表作であり、人肌の温もりを感じさせるウェットな作風がよく出ている。
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References:[過去の演奏]